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【レビュー】NOMAD Shell Cordovan Strap for Apple Watch
超希少レザー+絶妙デザイン

さほどレザーに詳しくない方でもご存知であろう、レザー界のダイアモンドこと「コードバン」。

●採れる量はごくわずか
●製作に半年
●年々(2012年以降特に)生産量が低下している
●入手困難(価格も上昇)

希少性、ハンパないです。と、ここまで読んで「ブランド志向ないし、関係ないや」とか思っちゃう方、違います!違うんです!

例えばA社のHのレザーバンドのような、「見よ!これぞ、ブランド品だ!!」という流れとは別のベクトルのストラップをご紹介、いや、ご提案したいのです。以下、「ラグジュアリーな」とか「選ばれた貴方のためだけの」とか「高級感溢れる」とかの「これ、実物すら見てねーで書いてるだろう!」的コピペ丸出しなテキスト抜きの、圧、強めで行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

カラバリは、2パターン。ベルト部分は共通でブラック。バックル、金具部分がブラックとシルバーになっています。

 

 

NOMAD Shell Cordovan Strap for Apple Watchは、海外では既に去年末に発売されています。発売と同時に、まずは各メディアのライターさんたちがめちゃめちゃ反応しています。数多く市場に出回っているApple Watch用のストラップでここまでメディア受けが良いブツはなかなかに珍しいのであります。

「おそらく何年にも渡り、このバンドの変化を愉しむことになるだろう」(ZD Net誌)

「これまでにレビューした中で最も素晴らしいストラップの一つ」(Apple techtalk誌)

「Apple Watchに何らかのスペシャルな改良を加えたいなら、必ずチェックすべきだ」(geardiary誌)

コードバンの希少性については、冒頭に書いた通り。そして、このストラップに使用されているストラップはコードバンと「いえば」の、ホーウィン社製です。コードバンの代名詞的企業。ALDEN(オールデン)の靴が世界的に有名。コードバンのALDENは、もう希少過ぎて、USEDさえも高価格で販売されています。このあたりはちょいとググってみてください。

 

 

コードバンの代名詞。ホーウィン社。

 

 

この希少性バリバリのレザーを使用しているのがNOMAD Shell Cordovan Strapなワケですが、それだけじゃ(その高級っぷりだけじゃ)、TokyoMacxMacPerfectの食指は動きません。ということで、このストラップのデザインに大注目なのです。

端的に言うと、「ちゃんと、Apple Watchありきのデザインになっている」「Apple Watchとのバランスが半端なく絶妙」

高級なレザー使用ってのはわかるんだけど、なんだかただ単に「通常の腕時計のデザインをそのまま移植した」感の強いレザーストラップが多すぎたと思いません?

 

 

Apple Watchありきの、ジャストなボリューム感。

まずはちょうど良いレザーの厚みのボリューム感。Apple Watchって、厚みがあるわけですから、薄いレザーじゃマッチングしない。どこかアンバランスになっちゃうんですよ。

 

 

だから、このボリューム感がジャスト。Apple Watchに存在感負けてないし、かと言って出過ぎ感もない、ジャストなバランス感なのです。

 

 

負けないんですよ。つか、すんなりと自然にいるんです。Appleや、SONYに囲まれても(笑)。老舗の貫禄?

 

 

レザーストラップですからスーツスタイルの時はもちろん、華奢なデザインではなく、繊細過ぎるデザインでもなく、存在感あるのでカジュアルにもぜんぜんマッチします。

 

 

リストバンドと一緒に装着したってぜんぜん合ってしまいます。

 

 

ウオレットなど他の小物アイテムとも合っちゃうし。

 

 

加えて、要のひとつがコレ!バックルのデザイン。

マテリアルはお馴染みの316lステンレススチール。劣化や傷に強いというアレです。「マリングレード」。つまり、ボートなど船舶関係でも利用されている海水でも錆びないというアレです。

 

 

316Lステンレススチールのバックル。
計算されたサイズ感のデザイン。

これ、フツウのリストウオッチ用のストラップと比較すればちょいとデカイ。そしてこのサイズこそが、Apple Watchにググっと寄り添えるわけです。

 

 

Apple Watch自体がデカイわけですからコレが大・大正解なのです。バックルのサイズ感覚がわかるように、44mmを手首細めの女性モデルに着用してもらいました。

 

 

思わず、手首を返して自慢したくなるような。こちらは男性。

 

 

ビジネススタイルの時。手首を返す場面が多いかと思います。そんな時のチラリもめちゃカッコいいです。

 

 

そして、さらにがあるのです!ダメおしです。コレを見て、MacPerfectのリーダーが販売を即決したという超重要ポイント。

クルッとひっくり返した時の・・・バックスタイル!

 

 

バックスタイル。一点モノ。

ホーウィン社は、一枚のレザーから複数の箇所、製品毎に異なる箇所をカットします。なので、自分だけの裏地を手に入れることができるのです。オーダーメイドのジャケットとか革ジャン、ライダースみたいでしょ?

 

 
公式ページより

深い深いグリーン。ここに、ホーウィン社とNOMADの刻印。この刻印、ヤバイ。

 

 

Apple Watchのロゴホーウィン社ロゴ刻印が並んで・・・この図がヤバイです。

 

 

コードバンといえば、エイジング(経年変化)」です。特にホーウィン社のシェルコードバンは通常のレザーのエイジングとは格が違うと言われています。なんとも形容しがたい奥光りする変化を愉しむことができるのです。コレが楽しみでしょうがない!

上が購入時。下が購入から100日後

 

 
公式ページより

もうここまでコダワリまくったNOMAD Shell Cordovan Strapですから、書くまでも無いのですが各場所の縫いもパーフェクト。「蜜蝋(みつろう)麻糸」を使用。純粋ビーズワックスで浸した(馴染ませた)麻糸使用。これで、毛羽立ち、切断を防ぐことができるのです。

 

 

もちろん、Apple Watchは、SERIES 1(42mm)から4(44mm)までコンパチです。38mm/40mmの方、残念ですが悪しからず・・・

 

 

話それますが、Apple Watchって、レザーの時計バンドでもこうやってワンタッチで脱着できるのが楽しいっすよね。普段はスポーツベルトで、「ここぞ!」の場合に登場させるってのもいいかと。普段はスニーカーで、シーンによってはローファーで、なんて感じで。

靴のお話が出たところで、NOMAD Shell Cordovan Strapのお手入れについてはこちらを。(特に購入時、すぐにやっていただきたいコトを掲載)

 

老舗・ミーツ・Apple

ホーウィン社の希少性コードバンレザー使用のApple Watch用バンドってだけなら、ここまで強くはオススメできません。
NOMADというこれまた世界的な定番Appleアクセサリーチームが、ちゃ〜んとその間を絶妙「デザイン」プロデュースしているからこそ、強くオススメできるのです。

というわけで、圧強めにお伝えしましたNOMAD Shell Cordovan Strap。もちろん、希少レザー使用なので、今回完売の場合、近日の再入荷は、どう努力してもまずまず無理なのです。場合によってはこの入荷がラストになる可能性が大。そして、超限定数入荷品です。ここらへんは悪しからず。です。

(TokyoTool編集部 ヨウジロウ)

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