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【レビュー】NOMAD Sport Slim Band

「あの定番バンドの、”もうひとつのデザイン”」
新色の「スノーホワイト」も新登場!

NOMAD Sport Band」。シリコンではなく、FKMという秀逸マテリアルを使い、スマートにしっかり固定可能なピンタック機能のクロージャーで大ヒットを続ける定番

そんなNOMADのスポーツバンドに、なんと、なんとのアナザーデザインが生まれました!!その名も【Sport Slim Band】(スポーツスリムバンド)。

 

表面のデザインは、NOMAD Sport Bandとは異なり、換気チャネルは無し(裏面は有り)。凹凸のないスムースなデザインになっています。

 

 

 

クロージャーの部分は Sport Bandよりも、微妙に小さくなって微妙にソフトな印象に。幅(厚み)が半分になっているので、やっぱり、全体的にマッシブな感覚に繊細さをプラスしたイメージ。

 

 
 

このスリムバージョンも、7月のリリース直後からあれよあれよと言う間の大人気定番化。そして、早くも9月・・・Apple Watchシリーズ8&ウルトラの発売記念として、新色の「スノーホワイト」も新たに登場。まだ暑い日もある秋口から、真冬のジャケットやコート、セーターなどにもマッチしそうなピュアなホワイト。

 

 

その他の定番カラバリは、ブラック、セージ、ボーン、ブルーの4色。
この春、登場したNOMAD Sport Bandの新色シリーズとはまた違う、スモーキーなポップカラー浮わつかないカラーリングが今っぽいのです。

 

NOMAD社 P.Vより

 

まずは、そのサイズ感をみていただきたく。NOMAD Sport Bandとの比較をば。

 

左:Sport Slim Band  右:port Band

 

向かってSport Slim BandSport Band。随分と幅が違う感じに思えますが、なんと僅か1mmの差!Apple Watchストラップに係る「1mm」ってデカイのです。たかが1mm。されど1mm。

 

左:Sport Slim Band  右:port Band

 

ここで、ひとつの疑問を感じる方もいるかもしれません。「…ということは、45/44/42mmケース用が 38/40/41mmケース用と同じくらいの幅になっているということ違うのです!そこまでのダウンサイジングじゃない!

45/44/42mmのSport Slim Bandと 38/40/41mmのSport Bandを比較。2mmも差があるのです。つまり、Sport Slim Bandの幅は、まったく新たに設計されたサイズ幅なのです。ただ単にサイズ移植したわけではありません。絶妙。

 

左:Sport Band 38mm  右:Sport Slim Band

 

そして、薄さもまた1mmシェイプアップされているのです。こちらも、たった1mmの差。 けれども、1mm薄くなるというのは、やっぱりApple Watchストラップに係る「1mm」ですから、かなり薄くなったと感じます。

 

上:Sport Band  下:Sport Slim Band

 

装着すると、ちゃんと絶妙にコンパクトになった感がひしひしと。マッシブなイメージのSport Bandが、 絶妙なダウンサイジングで、若干の繊細さを感じるコンパクト化バージョンへ。そんな印象。

 

 

さて、ダウンサイジングと共に、NOMAD Sport Bandと大きく異るデザインのポイントがあります。それが、バンド表面のデザイン。

Sport Bandが、表面も裏面も独特の「換気チャネル」デザインを採用していたのですが、Sport Slim Bandは、裏面だけを「換気チャネル」に。表面はスムースなデザインに仕上げています。これが、繊細なイメージがプラスされたSport Slim Bandを演出しています。困ったことに、マッシブイメージのSport Bandと2本持ちしたくなること必至…。

 
左:Sport Band  右:Sport Slim Band

空間を活かす

NOMAD開発陣は、ダイバーズウオッチのデザインのフォルムを研究。多くの開口部構成。このデザインが、まんま通気性に長けた機能となります。塞がず、開口部を多くすることにより蒸れが軽くなり、水・汗濡れした場合にも乾燥しやすくなるのです。

 
 

フィット感/軽量感

主となる素材の「FKM」って不思議です。見た目は、シリコンではなくプラスチックのような硬さを感じさせるのに、実際に触ってみるとこのソフト感。これは素材だけでなく、開口部で構成することにより、柔軟性も生まれるのです。しなやかさが、脱着のイージーさに繋がります。さらに、開口デザインは、単純に軽量化出来るということも大きな利点となっています。

 

FKM

チマタのスポーツ系バンドの素材は、シリコンが多いわけですが、ホコリがつきやすかったり、熱、刺激などに弱かったり・・・。NOMADはスポーツバンドに、FKMを採用しています。

見た目は、マットなプラスチックとシリコンをミックスした感覚とでも言いましょうか。シリコンから安っぽさを取って、プラスチックをゴム寄りにした・・・とにかく、もう見た目がカッコいい!

 

FKM

見た目がもっと硬そうなのに、触った時のソフトっぷりがクセになりますよ。もちろん、買ったその日から「ソフト感」を味わえます。

 

 

ブラック以外のカラバリも、シリコンとは異なりシック感、繊細さ、アリ。ホコリがめちゃめちゃつきにくいってのも、ホント、ポイント高し。

 

 

で、FKMは見た目だけじゃない。その機能性に大注目。耐水性はもちろん、耐熱性、耐候性、耐化学薬品性、耐オゾン性、低刺激性…さらには炎にも強かったりします!

FKMはもともと、「業界用」のマテリアルと言っても過言ではありません。食品、薬、 医療関係品などの部品、設備に使用されるのです。対して、通常、シリコンは家庭用の 雑貨で使用されます。
Apple Watchという、常時手首と接触するバンドには絶対にFKMが良いと考えたのがNOMAD。ちなみに、NOMADが一番最初にスポーツバンドを発売した際は、シリコンを使用していたのですが、 現在はすべてのスポーツバンドをFKMに変更しているのです。

100%防水!

手洗いも水泳もOK。なぜならSport Slim Bandは、100%防水。素材であるFKMが防水性だからってだけじゃない。設計的にも、防水が意識されているのです。

 

 

裏面の凹凸デザイン。これが換気チャネルと呼ばれる機能で、「通気性」を生み出すデザイン。そうです。ただ単に防水の素材を使っているだけでなく、通気性あるデザインに設計しておくことで、乾燥しやすくなる。ちゃ〜んとここまで考え抜かれているのです。

 

換気チャネル

ピン&タッグ

 

バンドを装着する際の、クロージャー。もちろん、バックルなど、行動に邪魔になるようなモノは一切なし。アルミ仕様のピンと、留め金で、手首に簡単、確実な固定。

 

アルミニウムピン

 

開口部にパッと入れて、スッと差し込む。

 

 

激しい作業、スポーツ時にも安心。さらに、NOMADのすべてのApple Watchストラップ同様、 5キロ〜20キロのスライドアウト(Apple Watchがストラップから滑って飛び出す)からしっかりと耐久。

 

 

秀逸な機能が同じで、デザイン違い。そして、カラー違いでも。何にしろ、2本揃えたくなるアナザーデザインのスポーツバンドの新登場。既に、NOMAD Sport Bandユーザーの方も、1本めのあなたにも、絶対的にオススメでございます。

 

2022 秋・冬新色 スノーホワイト

(text:TokyoTool編集部)

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