(→前編からの続き)
Thin Pack 2.0に搭載されたことで大好評の「キーリングシステム」がこのThin Slingにも搭載されています!しかも、フロントと背面の2箇所に搭載というギミック強度に注目です。
フロントのシステムは、長めのストラップが付属。カギを装着しておけば、バッグの中をゴソゴソと探すこともなく、さらにバッグからいちいち外す必要もなく(外して使うのも瞬時に)ササッとドアオープンが可能です。ちなみに、このキーリングシステムのストラップも各バッグカラーと同系色使いというコダワリまで込みで堪能しましょう!
そして背面。こちらは短いストラップが搭載されています。ここはほぼ固定。つまり、アレにピッタリ。そう、AirTag固定用。みなさん、AirTagはバッグのどこに収納していますか?このキーリングシステムさえあれば収納場所は迷わずここ。あなたのThin SlingはAirTag対応スリングバッグになるという算段。まさに2箇所搭載のキーリングシステムだけで、時短と盗難防止(紛失場所発見)という役目を果たしてくれるってわけです。
さて、とっても大事なハードウェアパーツの解説もしなければなりません。フロントのフラップ(蓋)開閉に使用されているバックルは、世界定番「Fidlock®(フィドロック)」が採用されています。
ドイツ製のラッチシステムで あるこのバックルは、とにかく開閉がシンプルでスピーディー。固定はストッパーの片側をもう片側に近づけるだけ。 外す時も、横に軽くスライドするだけ。独自マグネットシステムが成せるワザで、世界の様々なバッグやアウトドア用品にも採用されています。(楽器の)フィドルのケースがそのオリジンであり、製品名の由来というウンチクはぜひに検索してみて!
Thin Slingの贅沢なツクリは、このフィドロックは、メインのみならず、サブストラップとも言える「スタビライザーストラップ」(この後に詳細アリ)にも搭載されているという点。MinZのコスト採算度外視的なコダワリを感じましょう!!
さらに、背面のメインストラップにはDuraflex®(デュラフレックス)仕様。ストラップを頭から被ることがイヤな場合(ヘアスタイルをバシッとキメた時や帽子着用時など)には、コイツをカチャッと外して脱着すれば良し。のスマートパーツ。
そして、タフでスムーズ。本格的なアウトドア用バックパック、軍関連の現場で使用されているのです。このThin Slingに使用されているのは、Duraflexの、Xlite® Easy Access Non Adj. Buckleというパーツ。
「X」型のデザインが美しいのでございます。
サブストラップというか、所謂「チェストストラップ」的な役割を果たす「スタビライザーストラップ」なるツールが付属。コレがまたまた秀逸!
まずは基本の使い方。どういう時に使うか?激しく身体を動かして(自転車やバイク移動時など)で移動する時に、Thin Slingを身体に密着させてくれるストラップとなります。
付け方は至極簡単。❶の部分をメインのストラップに装着(スナップボタン)。
❷のカラビナ状の部分を、Thin Sling本体のストラップリングにカチャリと装着。
これだけ。これでボディフィット!
そして、それだけじゃない!Thin Pack 2.0では既に大好評・絶賛搭載中の「モジュールアクセサリシステム」なる小賢しい(笑)ギミックがこのThin Slingにも採用されましたっ!
このレッドのタグが装着された部分は、マグネットが内蔵されて、スタビライザーストラップにカチャっと簡単脱着OK(ガッチリ固定もされます)。
で、ココにこれからMinZからリリースされる様々な拡張ツールを装着しておけるってワケです。既に第一弾がリリースされています。「AirPodsポーチ」。
ハック的に、というか余談的ですが、マグネット仕様のシステムなので、使用しない日にはこうやって冷蔵庫だの、スチール製の家具だのに貼っておけば楽々、かつ確実に紛失しない保管方法になるという算段。
Thin Slingのマテリアルの解説もしておかねば。様々な保護機能が仕掛けられております。雨天問題なし!の、撥水仕様の表面。防水ではなく、撥水。
布なのでササッと拭けだけで、キレイサッパリです。防水ではないので、拭いた箇所はすぐに乾いていきます。
さらに、フロントと背面のジップ部分には世界のYKK社の「防水ジップ」が使用されています。これで、収納アイテムを雨や塵などから守ります。
で、内部はどうなのか?ご安心ください。内部のあらゆる箇所がすべて「リップストップナイロン」で敷き詰められています。リップ(裂ける)を、ストップさせる補強技術。強度、摩擦に耐久可能なナイロンを格子に組み込むことにより、万が一裂けても縫い目で抑制される賢い技術。素材。
アウトドア用品レベルの強度です。
ラストに。もうお気づきかと思いますが、このThin Sling、なんとメインにはMinZのロゴはレイアウトされていません。無印となっています。あくまでもこのバッグの「主役は、iPadとあなた。Thin Slingはそのお手伝い」という感じで。なので、バッヂだのピンズだので遊んじゃってもいいのです。バッグはあなたの生活の中のツールである、という趣で。
(text:TokyoTool編集部 ヨウジロウ)