去年末からスタートした alto社✕FAEDA社コラボレザーアクセ for Apple。iPhone周りのシリーズが一段落…間髪入れずに、2022年明けて、いきなり来ました!
AirPodsケースの販売開始です。しかも、【Pro】版と【3】版の同時リリースというサプライズ。
まずは見てください。この質感…最早、「AirPodsのレザーケースの完成版」という趣。ため息が出ちゃう程に美しい。
フルグレインレザー/アニリン仕上げの特性を活かした、発色豊かなカラーバリエーション。レザーのAirPodsケースでこのカラーラインナップは嬉しいのです。
既に発売されているiPhoneケースやMagSafeウォレット、そして2022年に続々登場する、alto✕FAEDA for Appleシリーズで、究極のカラーマッチングコレクションが完成されます。コレは楽しみ過ぎるのです!
さて、「フルグレインレザー」。数々の魅力的な特徴があるわけですが、代表的なモノをいくつか列記。
●表面は、革自体の自然な性質を保持している
●ナチュラルレザー
●牛革で最高級の部分
●耐久性に優れている
●通気性に優れている
●エイジングに向いている(経年変化で仕上がっていく)
さらに、alto社✕FAEDA社の「アニリン仕上げ」とは?
★「染料仕上げ」のこと
★染料をレザーに染み込ませてカラーリングする方法
★レザーの質感や経年変化を隠さず、カラーリングが可能
★対する「顔料仕上げ」はレザー表面を隠す方法。
★傷が多かったり、質があまり良くないレザーは顔料仕上げでカラーリングされることが多く、アニリン仕上げでカラーリングされているレザーは傷が少なく、状態が良いものであると言える。
例えば量販サイトで販売されているような本革を名乗るレザー製品は、「ジェニュインレザー(Genuine Leather)」が多いのです。
このジェニュインレザー、ちょいと注意が必要。安価な革を張り合わせて厚くしてみたり、塗装でピカピカにしてみたり…という品質を演出するために、仕掛けをしているものが多いのです(ほとんどと言ってもいいくらい!)。もちろん、このジェニュインレザーは加工されているわけですから、エイジングには不向き。使い始めだけはツルツル・ピカピカで、あとは使い続けることによりただ単に劣化していくだけ。ビニールやフェイクレザーなどと大差ありません。
参考:本革の品質基準(高品質順)
Full grain leather(フルグレインレザー)
↓
Top grain leather(トップグレインレザー)
↓
Genuine Leather(ジェニュインレザー)
と、長くなりましたが、まとめると、alto AirPods Pro/3 Leather Caseは本革最高品質のフルグレインレザーを使用。その高品質から、アニリン仕上げでの鮮やかで、エイジングもOKのカラーリングを実現可能なわけです。
FAEDA社は、イタリアはトスカーナ州の老舗タンナー。創業は今から66年前の1956年。ご存知のように、各業界でのFAEDAの皮革加工技術は大定番。靴やバッグなどアパレルを筆頭として、ソファなどの家具、自動車のインテリアに至るまで様々なシーンで使用されています。
とにかく、まずはAirPodsケースに装着してからすぐに「これはちょっと贅沢なモノを手に入れたぞ!」と、めちゃめちゃアガります。そして使い込んでいって、ある日、ふと「なんだか良い感じに変化してる」と気がつくのです。
全体的に深い色になっていく。フェイクレザーやジェニュインレザーだと「単なる傷やスレ」だったものが、レザーに馴染んでかっこいい味になる。想像してほしいのは、よく履き込まれて(手入れされた)ブーツや革靴のような趣。あるいは昔、ヴィンテージデニムを育てていったあの感じ。それらの感覚が、愛用のAirPodsケースで味わえるんですからこれはもう愛着が湧きまくるってもんです。長く使ってナンボ…ですから、SDGs的にもオッケーなわけです。
もちろん!その完璧なFAEDA社フルグレインレザーだって、製造がちゃちかったら、製造工程が甘かったら意味がありません。おまかせください!
お馴染み「alto社レザースタジオ(工房)」の出番です。機械での大量生産では不可能な、精細なレザークラフト。すべて職人によるクラフトワークでの製造です。
わずか0.5mm厚のレザーをシェルボディに接合するという至難の業もクリア。(そして、0.5mmの薄さしか無いのに、タフでハードなシェル部分が、ソフトでジェントルな感触になってしまうというFAEDAレザーとのコラボレーションが生み出す魔法!)
シェルは上蓋と下の2ピース構造。ポリカーボネート(熱可塑性樹脂)仕様ですので、耐衝撃性や耐久性はおまかせあれ。
ちなみに紫外線にも強く、おまけに-40度~125度までという信じられない範囲の温度にも耐久。
見て!背面からみても、この美しさ!
耐衝撃性能のために、さらにもう1ポイントが追加されています。シェルの全周にラインデザインのようにレイアウトされているのが、「TPE(熱可塑性エラストマー)バンパー」。落下させてしまった時のような場合、AirPodsをガードしてくれます。カラバリによっては、2トーンデザインになるという点もグッド。
TPEは、大まかに言えば「プラスチックとゴムの合成されたもの」。その両方を分子レベルで繋いだポリマー素材。
もちろん、ハンドメイドですから開口部の細部クラフトも完璧です。
インジケータ開口部。
Lightningケーブル開口部。Apple純正以外のサードパーティのケーブルもイケるようにサイズを微妙に広めに設計してあるのもポイント高し。
充電関連という流れで、こちら。もちろんのワイヤレス充電対応でございます。
ところで…こういうレザー仕様のAppleデバイス用アクセって、やっぱり本音では、ケーブルよりもワイヤレスで充電する絵面が美しいですよね。最近の流行スタイル風に言い換えれば「ミニマルっぽい」。
MagSafe充電器の上にそのままポンと置きたい。
その他、ほとんどのQi(チー)対応ワイヤレスチャージャーに対応しています。
この質感。この発色。そして、それが日々自分だけの表情に変わっていく所有感。靴やバッグやソファではなく、AirPodsのケースにこの高品質のレザーが使われるという、ネオレザーアイテムな時代の到来でございます。
すべてクラフトワークのため、生産数は限定。不定期入荷。早めの購入が正解ですぞ。
※Amazonなど量販サイトにて、alto社レザーアイテムの偽物(粗悪品)が報告されています。日本でのご購入は、正規販売代理店であるTokyoTool x MP2Lでご購入くださいませ。