Tokyo tools Blog - 未分類 / 1

【レビュー】コンピュータ ノスタルジア (デザインで見る黎明期のパーソナル・コンピュータ)

※この記事はアフィリエイトではありません。 ※Amazonのリンクは収益用ではありません。通常のAmazonの書籍ページへのリンクです。 

Appleユーザーの我々としては、ちょっとコレは保存版として手元においておきたい書籍が発売されています。

コンピュータ ノスタルジア (デザインで見る黎明期のパーソナル・コンピュータ)

単行本(ソフトカバー)もKindle版も有り。

70〜80年代のパソコンのクロニクル本・・・なのですが、そのテーマは「デザイン」!スペックよりもデザイン重視で集められた歴史的最重要機器の数々。まずはパラパラと気の向くままに眺めるのが楽し過ぎる。集められたヴィンテージデザインPCの美しさ。

ATARIAMIGAなど海外勢も、NEC富士通など国産勢も、今見るとめちゃめちゃ新鮮。デザイン基準で選ばれているので、よくある「懐かしいあの頃のパソコン特集」とは異なる編集に拍手です。

そして、Appleユーザーにとっての本題。なんといっても我々が大注目すべきが「3章 Appleのヴィンテージ・コンピュータ」
登場するAppleはこんな感じです。

Apple II
Apple III
Apple Ile
Apple IIc
Apple Lisa
Macintosh
Macintosh 512K
Macintosh Plus
Macintosh SE/30
Apple II GS
Macintosh Portable

 

 

これらの歴史的重要機種を(時には商業的に超不人気機種をも)、写真とキャプションだけでなく、各々のオモシロ「デザイン特化」エピソードで解説してくれているのです。今までなかったこんなMacのクロニクル。そして、「デザインのApple」ですから、周辺機器やOS(UI/アイコンなど)についても目からウロコの解説付き。

Appleユーザーがモヤっている「Lisaの諸々」についての真相などもあり、眺めても、じっくり読んでも、永久保存版。

 

 

Mac以外の国内外のPCについても、同じくスペックではなくデザイン始点で解説されているので、「別にパソコンマニアじゃないし〜」という方も、Mac関連同様に、いや、それ以上に楽しめます。コレを機に国産のヴィンテージPCにハマってしまうのも良し!

時には「パソコン、噂の真相」的に楽しめたりする解説も最高。飽きずにグイグイ読めちゃいます。写真が貴重だから図鑑的に眺められるんだけど、テキストが単なるキャプション的ではなく、読み物としてめちゃめちゃオモシロイという、満足度が高い書籍。

さらにこの本で、ヴィンテージMacやPCにハマってしまった読者へそっと教えてくれる「オークションの落とし方のコツ」とか、パソコン繋がりで「赤LED電卓」コレクションとか、楽しさにキリが無い。

 

 

・・・と、門外漢である我々TokyoTool編集部の安い解説では、しっかりと伝わっていない不安もあるので、ここで大事なお知らせ!!

あの【DOMMUNE(ドミューン)】にて、この書籍の筆者である長澤 均(服飾史家/グラフィックデザイナー)さんとテクノタク飯塚(編集ライター)さんが出演して自ら究極の書籍解説をしてくれる模様。これは見逃せません。当日は貴重な実機の持ち込みもあるとか、ないとか。期待!会場に直接行っちゃいましょう。行けないあなたは、ぜひに配信で。

2025/5/22/THU 19:00-23:00
デザインこそが面白い!黎明期のパーソナル・コンピュータから見た視覚文化史

standards Presents『コンピュータ ノスタルジア』刊行記念PROGRAM

●出演:長澤 均(服飾史家/グラフィックデザイナー)、テクノタク飯塚(編集ライター)、内山利栄(スタンダーズ編集者)、
宇川直宏(現 “在” 美術家/DOMMUNE主宰)
●VIDEO GUEST:クーロン黒沢(ライター)
https://www.dommune.com/streamings/2025/052201/

 

コンピュータ ノスタルジア (デザインで見る黎明期のパーソナル・コンピュータ) 詳細・購入