英・トライアンフ社も公式アクセサリとして採用。 いよいよ、世界のライダーたちが新たなナビゲーションとして使い始めたデジタルコンパスナビ<BeeLine moto(ビーラインモト)>。
この新たな定番ナビを、自転車でのナビとして使用するサイクリストも続出!連載・TokyoMac特集【BeeLine moto for CYCLIST】。初回「BeeLine moto概略と、コンパスモード」に続いて、今回は「ナビモード」について。BeeLine motoに誘導してもらう、おまかせ走行を。
今までの、ナビゲーションの「地図」を見るという概念を捨て去り、矢印(↑)で方角を指示してくれるのがBeeLine moto。「こっち、あっち」と矢印だけであなたを目的地まで案内してくれます。究極にシンプル。
iPhone、スマホは、目的地を入力する時だけ必要。あとは、自転車への装着は一切不要。iPhoneはバッグやポケットの中に入れておけば、良し。
英国で、キックスターターから誕生したこの新時代のナビゲーションは欧州を中心にブレイクし、2021年にはいよいよオートバイの世界的老舗メーカーである、英・トライアンフ社が公式アクセサリとして採用。今、急速にユーザーが増加しているアイテムなのです。
さあ!この手のひらサイズの超コンパクトな新時代のナビゲーションを、あなたのサイクルライフのアイテムとして仲間入りさせましょう。
第一回でご紹介した「方向と距離だけ教えてくれる」コンパスモード。自由に、「気ままな走行」のためのモードでした。
対するナビモードは、ルートがキチッと設定されているモードになります。矢印に従って、指示された道を曲がり目的地に誘導してもらいます。果たして、地図も見ずに、矢印だけで、そんなことが可能なのか!?・・・それが、できちゃうのが、BeeLine motoなのです。
「コンパスモード」の時と同様に、まずは走行前に専用アプリでルートを設定しておきます。目的地を設定。
入力しても、良し。目的ポイントをタップしても良し。「コンパスモード」とまったく同じです。
【アクティビティタイプ】は【自転車】チョイスでお忘れなく。
同じ目的を入力後、コンパスモードとナビモードを比較してみましょう。違いは一目瞭然です。もちろん、コンパスは目的地までの単純な直線が表示されます。対するナビモードは、細かく道が指示されています。 まさに「ナビ」。
さらに「コンパスモード」と異なるのが、この「ナビモード」で目的地を入力すると、このように3通りのルートが 提示されるのです。
3つのルートのタブをタップしていくと、各々のルートの、予想所要時間と距離、そして予想到着時刻が表示されます。「とにかく早く着きたい」「多少時間が余計にかかっても、より安全な道を走行したい」「川に沿って走行する、気持ちの良いルートで行きたい」など、お気に召すままにルートをチョイス。
で、【GO】ボタンをタップで走行スタート!
BeeLine moto本体に矢印が表示されます。
本体画面のインターフェイスは、超簡単。
❶ 進行すべき方向を示す矢印
❷ 次の曲がり角まであと282m
❸ 次の曲がり角は、左折する
❹ 目的地までの進捗状況
以上。基本的にはこの情報だけで目的地まであなたをナビしてくれます。
曲がり角が近づいて来た時の表示です。
❶ 曲がり角に近づくと、矢印が曲がるべき方角を示してくれます。
❷ 「31m先を右折せよ」
曲がり角まで、まだだいぶ距離がある場合の表示です。「この先、1kmはずっと直進せよ」。
ほぼ目的に到着した時の表示。「9m先に目的地です」。
到着して、アプリの「終了」ボタンをタップ。コンパスモード時と同様、総走行距離が表示されます。
さて!早速、フィールドワーク。地図と照らし合わせながら実際の道を走行してみましょう。(もちろん、BeeLine motoでの走行中は、地図は不要。地図は一切見る必要がありませんので、念の為。)
スタートすると、早速、23m先を右折せよの矢印に。「五日市街道入り口」の交差点を右折します。
右折すると、矢印が真っ直ぐを表示。「285m先の曲がり角を左折」の表示。
次の曲がり角付近になると、矢印が左折方向を示します。26m先。交差点が見えてきました。そろそろです。「318号」を左折します。
「318号」に。この先、次の曲がり角までは1kmあります。このままひたすら真っ直ぐ進みましょう。
「196m先を右折せよ」の表示に切り替わりました。地図上では「25号」に入ることがわかります。
あとはまたひらすら真っ直ぐ。目的地まで9mとなり、到着です。「↑」と「●」と「m」だけで目的地に到着!の地図いらず。
出発から到着までを簡単にまとめてみます。初回なので、詳しく追ってみましたが、表示の動きを 覚えてしまえば、ぜんぜん簡単!!数回、近場でテスト走行してみて、後は感覚的に使えます。
1 矢印が示す方向に走行
2 次の曲がり角「●」が、矢印の右側にあれば右折、左側にあれば左折
3 次の曲がり角までの距離が長ければ(しばらく直進)、矢印は真っ直ぐを示したまま
4 次の曲がるべき角が近くなると、矢印も曲がる方向を表示
5 「進捗メータ」で全体の行程のどれくらいを走行済かをチェック
これらが、一画面だけで、瞬時に、感覚的に確認可能なわけです。本体ボタンで画面やモードを変更したり、iPhone・スマホで地図を確認するなどの操作も一切不要です。iPhone・スマホはバッグやポケットに入れたままでどうぞ。
「あ、曲がる道を間違えた・・・」うっかり指示された曲り道を スルーしてしまった・・・そんな場合、BeeLine motoが示す道を「リルート」してくれます。
まず、通り過ぎてしまった「曲がるべき角」の方向を示しています。
かなり離れてしまった場合、矢印の表示が白くなります。(その後、リルート計算が始まると元に戻ります)。※位置により、矢印は白くならない場合もあります。
ここで、センターに表示される「リルート」表示がクルクルと回転します。回転している間、BeeLine motoが新たな位置を自動的に把握して、あなたが今いる場所から目的地までの新たなルートを探し出しているのです。
例えば、iPhone、スマホのナビなどで道を間違った場合、しばらく画面(地図)全体がグルグルと回って、現在地を計算してリルート作動しますよね?あれと同じことです。リルート計算が終了すると、この回転表示が消えますので、また矢印に従って走行してください。
ここで、本来の正しい道と、リルートされた道を地図で比べて確認してみました。
BeeLine motoが、ちゃんと正しい道にうまく合流して目的地まで導いてくれたのがわかります。
以上、うっかり指示をスルーして道を間違えてしまった場合、「一度走行を止めて、リルートアイコンの回転が消えるのを待ち、次の指示を待つ」という方法が正解です。
まずは、「帰りのルート」について。目的地から最初の地点まで、帰りも
BeeLine motoを使用して戻りたい、てな場合も超簡単。【ルートを逆にする】を選択するだけ。これだけで、行きとまったく同じルートで帰路をナビしてくれます。
そして、夜間走行について。前回もご紹介したように、BeeLine moto本体は、バックライトが内蔵されています。コンパスモード以上に確認回数が増えるナビモードなので、夜間の視認性アップは嬉しいところ。つど、ボタンで点灯/消灯させることはもちろん、自動的に点灯させることも可能です。
以上、BeeLine motoナビモード編をザックリとお送りいたしました。第三回は、「アプリケーション特集」!諸々ご紹介していきたく思います。BeeLineアプリはもちろん、 各種アプリとの連携などもご紹介。お楽しみに。
【第一回】特集:BeeLine moto for CYCLE ビーライン・モト概略と、コンパスモード 公開中!
【第三回】特集:BeeLine moto for CYCLE アプリケーション 近日公開
BeeLine moto 仕様
本体サイズ:直径51.3mm × 高さ20.8mm
重量:プラスチックブラック 約29グラム/メタル 約79グラム
アプリケーションOS:iOS9.2/Android7.0 以上
Bluetooth:4.0(BLE)
電池容量:350mAh
バッテリー:バックライトなし30時間/バックライトあり10時間/両方あり20時間/使用しなかった場合2〜3ヶ月
本体充電時間:約1時間
端子:MicroUSB
センサー:加速度計/ジャイロスコープ(角度)/方位
防塵防水:IP67(マウント装着時)
同梱:Beeline Moto本体/マウント(2種)/MicroUSBケーブル/説明書
カラー:プラスチックブラック/シルバーメタル/ガンメタグレイ